火事の心配がない暖房器具は何がある?注意点や電気代までまとめて解説。

この記事では、火事の心配がない暖房器具について書いています。

 

寒い時期には欠かせない暖房器具。

部屋を暖めてくれるありがたい存在ですが、一方で火災などの重大な事故も起こりかねません。

 

暖房器具による火災の原因は「石油ストーブ」に多いと考えがちです。

 

しかし、実際は「電気ストーブ」が最も多く、なんと暖房器具の火災原因の約7割以上を占めています。
参考:東京消防庁

 

そんな暖房器具と火災事故は切っても切れない関係ですが、火事が起きにくい暖房器具もいくつかあります。

 

そこで今回は、火事の心配がない暖房器具をご紹介していきます。

 

それぞれの特徴や使用するときの注意点、電気代のコスパが良いおすすめの暖房器具もお伝えするので、ぜひ最後まで読んでください!

火事の心配がない暖房器具

火事の心配がない暖房器具

それでは早速、火事の心配が少ない暖房器具を紹介していきます。

 

今回ご紹介するのは8つ!

  • エアコン
  • オイルヒーター
  • パネルヒーター
  • コタツ
  • ホットカーペット
  • 湯たんぽ
  • 電気毛布
  • 電気あんか

それぞれ特徴や注意点を見ていきましょう。

エアコン

まずご紹介するのは「エアコン

エアコンは数ある暖房器具の中でも、もっとも火事の心配が少ないです。

 

部屋全体の広い空間、面積を暖めることができるのが、エアコンの特徴。

 

現在はほとんどの家庭や店舗でエアコンを設置・使用していますが、「エアコンが原因で火災が起きた」という例はあまり聞きませんよね?

 

MEMO
実は、エアコンには不具合や異常を感知するセンサーがついていて、事故を未然に防いでくれます。

 

ただし、安全性の高いエアコンであっても以下のような事故が発生する可能性があります。

・コンセントと電源プラグの部分にホコリが溜まってショートして発熱
・エアコン内部の電気系統部分に洗浄液やホコリが付着して発火
・エアコンの経年劣化により端子盤内に異常が起き、発火

 

定期的なエアコン内部・周辺のメンテナンス、エアコン本体の寿命をしっかり把握しておくことが大切です。

エアコン 買ってはいけない時期エアコンを買ってはいけない時期|2022年の買い時と安い時期まとめ

オイルヒーター

オイルヒーターは、電気エネルギーを熱源とした「輻射暖房器具」です。

 

燃料やガスを燃焼させず、熱源部分は内部に完全密閉されているため、火事やけど心配が少ないのが特徴。

 

赤ちゃんや小さな子どものいる家庭でも安心して使用できるため、近年人気の暖房器具の一つです。

 

オイルヒーターの安全性は高く、火災の可能性は低いですが、次のような火災につながる事故が考えられます。

・寝具や座布団がオイルヒーターに接触し、引火
・オイルヒーターの上で乾かしていた洗濯物が落下して、引火
・長時間の運転で、コードの付け根から発火

 

MEMO
オイルヒーターから直接発火するということは少ないですが、オイルヒーターで熱せられた衣類や布団、カーテンから発火する可能性があります。

 

音が静かな点と、電源が入っているかどうかがわかりにくいため、外出中や就寝時につけっぱなしにしてしまうことも。

 

使用の際には、カーテンや家具と適切な距離を確保すること、こまめに電源の確認をする癖をつけるとよいでしょう。


パネルヒーター

パネルヒーターとは、電気を使ってヒーターを暖め、その輻射熱を利用して部屋を暖める暖房器具です。

 

火を使わない暖房器具なので、直接引火するリスクが低いと考えられます。

 

パネルヒーターは部分的に温めることもできるので、ペットを飼っている人も利用している人が多いでしょう。

 

一方で、必ずしも火災が発生しないわけではありません。

 

パネルヒーターで、火災が起こるリスクには以下のようなことが挙げられます。

・パネルヒーターが転倒し、床や周りに合った衣類などが焦げる
・ペット用のパネルヒーターが漏電
・ペットがコードやプラグ部分を噛んで漏電

注意
パネルヒーターは軽い製品が多いので転倒の可能性があります。

 

また、オイルヒーター同様、音が静かなので、衣類や布団などに接触していることに気づかずに使用してしまうことも。

 

パネルヒーターで特に注意が必要なのが、ペットによる破損や故障

 

コードやプラグ部分を噛んで破損させてしまう恐れやエサ用の水をこぼしてしまうことで漏電の可能性があります。


コタツ

足元を暖めてくれるコタツ。

靴を脱ぐ日本人ならではの暖房器具で、なじみのある方も多いのではないでしょうか?

 

コタツもまた、火事のリスクが低い暖房器具の一つ

 

ただし、コタツにおいても以下のことに注意しましょう。

・コタツの中にコタツ布団や洗濯物などを入れない
・定期的にヒーターを掃除し、ホコリがたまったままにしない
・コタツの脚で配線コードを踏むなど、破損させない

MEMO
コタツの周りはコタツ布団やカバーなど、燃えやすいものが多くあります。

ヒーター部分にコタツ布団や洗濯物などが接触したまま長時間放置することやホコリが溜まってしてしまうと火事のリスクが高くなります。

 

また、ヒーター側のプラグはコタツ内部に覆われて見えないことが多いので、破損していることに気づきにくくなります。

 

お掃除でコタツ布団を外す際などに、チェックするとよいでしょう。


ホットカーペット

足元の広い範囲を暖めることができるのはホットカーペット

 

カーペットの中に電熱線が入っていて、電気で加熱されることで暖まる仕組みです。

 

ホットカーペットはそれほど高温にならないので、火事の心配が少ない暖房器具のひとつといえます。

 

ただ、他の暖房器具と同様、全く火事の可能性がないわけではありません。

 

ホットカーペットでは以下のような火災が考えられます。

・テーブルの脚などで、局所的に電熱線に負荷がかかって断線し、発火
・保温性の高い座布団やカーペットの使用で、局所的な加熱が生じて発火
・ヒーター線が重なるようにたたまれ、使用時に過熱されて発火

MEMO
ホットカーペットは電熱線を使用しているため、電熱線に過剰に負荷がかかることや局所的に熱がこもることにより発火の可能性があります。

 

ほかにも、コントローラー部分に水がかかることやプラグ部分にホコリがかかって発火する可能性も。

 

電熱線が広く張り巡らされているため、他の暖房器具よりも壊れやすいということを覚えておきましょう。


湯たんぽ

火事の心配が少ないものには、湯たんぽもあります。

 

ただし、今回紹介するのは昔ながらのお湯を使った湯たんぽです。

 

注意

近年、人気となっている充電式湯たんぽや電子レンジ用湯たんぽは、使用の方法によって発火や破裂のリスクがあります。
参考:産経ニュース

 

充電式湯たんぽや電子レンジ用湯たんぽは手軽に使うことができ、とても便利ですが火事の心配がない暖房器具としてはちょっと?というところです。

 

一方、お湯を使った湯たんぽは、お湯の暖かさだけを使うので火事とはほぼ無縁と言えます。

 

ただし、使用するときには熱湯によるやけど低温やけどの可能性もあるので注意しましょう。


電気毛布

電気毛布比較的火事の心配がない暖房器具の一つ。

 

ホットカーペット同様に、電熱線を毛布の中に張り巡らせ、電流を流すことで加熱しています。

 

ただし、全くないわけではないこともしっかり覚えておきましょう。

 

他の暖房器具と同様、電気毛布には以下のリスクも考えられます。

・経年劣化により電源プラグやコントローラー部分が破損し、発火する
・電源ONの状態でスプレー缶などを置き、爆発
・電源コードに負荷がかかり断線し、発火

MEMO
電気毛布が直接発火するという事故は少ないものの、電源コードの断線や不具合で発火する場合が多くあります。

 

使用の際にはこまめにケーブルに異常がないかチェックするようにしましょう。


電気あんか

電気あんかも火事の危険が少ない暖房器具です。

MEMO
電気あんかとは電気毛布同様に電熱線を使って暖め、湯たんぽのように使う暖房器具。

 

電源が入っている間ずっと暖かさをキープできるので、お湯の湯たんぽでは明け方冷えてしまうという人にはおすすめ。

 

ただし、電気あんかも経年劣化断線による火災のリスクがあります。

 

特に、布団の中に入れっぱなしにする場合は、定期的にチェックしましょう。

寝ている間に足で蹴ったり、コードを引っ張ったりして付け根部分が劣化していたり、断線する可能性があります。

 

最悪の場合、布団に引火することも想定されるので、こまめに確認しましょう。


火事の心配がない暖房器具で電気代が安いのは?

火事の心配がない 暖房器具

ここからは電気代に特化して火事の心配がない暖房器具を紹介していきます。

コスパNo.1省エネの強い味方「コタツ」

火事の心配が少ない暖房器具のうち、もっとも電気代が安いのは「コタツ」です。

 

こたつは足元の広い空間を暖めてくれますが、意外と電気代が安いのが特徴。

 

MEMO
消費電力は弱で100W前後、強でも300W程度なので、一時間当たりの電気代は2.7~5.4円程度しかかかりません。

 

一日8時間使用しても20~45円程なので、電気代を気にすることなく使用できますね。


足元を重点的に温めるなら「電気あんか」

一人分の足を暖めるだけなら、電気あんかのコスパも◎。

 

コタツよりも暖める面積が狭い分、電気代もさらに安く済みます。

 

MEMO
コード付きの電気あんかの一時間当たりの電気代は、なんと強で0.2円、弱で0.1円!
参考:エネチェンジ

 

一日8時間使用しても、2円以下の電気代でOKです。

一人暮らしなど、コタツを置くほどのスペースがない人も電気あんかなら手軽に使えますね。

 

最近は、コードレスタイプ電気あんかも増えています。

 

一回の充電にかかる電気代は2~3円ほどのものが多く、コード付きよりも若干上がりますが、それでもコスパの良い暖房器具と言えるでしょう。


お部屋を広々使いたいなら「ホットカーペット」も◎

コタツを置くほどのスペースがお部屋にないのであれば、ホットカーペットも比較的コスパが良いのでおすすめです。

 

コタツはテーブル本体とこたつ布団が必要になるので、お部屋の広さによってはなかなかスペースを取りますよね。

 

ホットカーペットであれば、床に敷くだけなので場所をとりません。

MEMO
電気代はサイズによってさまざまですが、小さな1畳タイプなら3~4円ほどしかかかりません。
参考:エバーグリーン・マーケティング

最も大きい3畳タイプでは、コタツほど安くはなりませんが、一時間6~11円ほど。

 

布団を使わないためコタツよりもホコリが出にくく、お掃除しやすい点も良いですね。


まとめ

今回は、火事の心配がない暖房器具についてお伝えしました。

 

火災が起こりにくい暖房器具は以下の通りです。

・エアコン
・オイルヒーター
・パネルヒーター
・コタツ
・ホットカーペット
・湯たんぽ
・電気毛布
・電気あんか

 

このうち、特にランニングコストが低いのがコタツ電気あんかホットカーペット3つ

 

電気を使わないという点では、湯たんぽコスパに優れた暖房器具ですね。

 

今回紹介した暖房器具も火災が起こりにくい、というものであって必ずしも火災が起きないものではありません。

 

MEMO
エアコンやこたつ、ホットカーペットなどでも、死者数こそ出ないものの、毎年数件の火災事故が発生しています。

 

したがって、暖房器具を使用する際は以下の点に注意が必要です。

・電源プラグやコンセントのホコリをこまめに取り除く
・電源コードや電熱線の断線をこまめにチェック
・洗濯物や布団など燃えやすいもの、スプレー缶など可燃性のものを周りに置かない
・製品の耐用年数を超えて使用しないようにする

上記のことに気を付けるだけで、暖房器具による火災はぐっと抑えられます。

 

ぜひ、今回紹介した暖房器具を使用して、暖かく快適に寒い季節を過ごしましょう。

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