最近ゴルフを始めた方、会社の上司から突如誘われた超初心者の状態の方もいるでしょう。
そんな迷えるゴルフ初心者の方々にゴルフの最低限のルール・マナーをご紹介します。
コースデビューを目前控えた方でもこれを読めば大丈夫です。
ゴルフの基礎知識
ゴルフのルールを確認する前に、まずはゴルフコースの作りと用語を簡単に説明します。
ゴルフコースは全18ホールから成り、18ホールをプレーすることを1ラウンドといいます。
1~9番ホールのことをアウト(コース)、海外ではフロント9(ナイン)
10~18番ホールのことをイン(コース)、海外ではバック9(ナイン)
各ホールの長さは様々で、長さに応じて規定打数も異なります。
覚えておきたいゴルフコースの用語
コース全体には、それぞれに名称があります。
リストにまとめてみました。
ゴルフのプレー中に何度も出てくる用語なので覚えておきましょう。
- ティグラウンド(ティーショット(第1打)を打つ場所)
- フェアウェイ(芝がしっかり管理されたもっとも打ちやすい場所)
- ラフ(フェアウェイの横に位置する芝が深い場所)
- OB(ホールで規定された場所の外(1罰打))
- バンカー(砂場)
- カート道路(カートのための道路)
- ウォーターハザード(池や小川など水のある場所とその周辺エリア)
- ホール/カップ(最終的にボールを入れる穴)
- ピン(カップの目印になる旗)
- グリーン(カップ周りの芝がきれいに短く刈り込まれた場所)
- 花道(グリーン手前のフェアウェイ)
ゴルフの基本ルールを学ぼう
まず最初にお伝えしますが、
ゴルフプレイヤーの中でルールを全て覚えている人はほとんどいません。
ゴルフは大変細かくルールが定められています。
自然を利用した競技なので様々な予期せぬ状況が考えられます。
それに対応する為に細かいルールが必要になるというわけです。
キャディさんやプロゴルファーでも、試合中に大会競技委員の方にルールを確認することは決して珍しくありません。それほど全てを完璧に覚えることは難しいです。
そこで初心者に求められることは、プレーに必要な最低限のルールから覚えることです。
最低限のルールさえ分かっていれば分からない事は一緒にプレーしている方に聞けば問題なく進めれますよ。
もし興味がある方はルールブックを買ってみても面白いかもしれません。
私も買ってみましたが本当にルールが多いです。
ゴルフクラブに関するルール
仲間内でプレーする時にはそこまで気にしている方はいないかもしれませんが、
ラウンド中に持ち運べるゴルフクラブは14本までと決まっています。
それ以上持っていたことが1ホール目で判明したら2打罰、2ホール目以降で判明したら4打罰と重いペナルティーが課されます。
初心者のうちは14本以上もクラブを持っている方はいないと思いますが、
ルールとして決まっている事なのでクラブを用意する時には気をつけるようにしましょう。
これだけは知っておきたいペナルティルール
OB(アウト・オブ・バーンズ)/1打罰
打ったボールがホールにあるOB杭を越えてしまった場合。
そのショットを打った場所から1打罰で打ち直します。
打ったボールが池に入ってしまった(通称:池ぽちゃ)
池の中からそのまま打つ/無打罰
打った場所から打ち直し/1打罰
池に入ったポイントとホールを結んだ後方延長線上から打つ/1打罰
drop areaから打つ/1打罰
ロストボール/1打罰
打ったボールが見つからない場合は、1打罰で打った場所から打ち直します。
誤球 /2打罰
誤って他人のボールを打ってプレーしてしまった場合、2打罰となります。
もしあなたのボールが誤って打たれてしまった場合は無罰でプレーを続けられます。
バンカーでソールを地面につける/2打罰
バンカーではソール(クラブの底面)を地面につけてはいけません。
しかも2打罰という重いペナルティです。
マークをせずにグリーンでボールを拾う/1打罰
グリーン上ではボールを拾う事が出来ますが、
必ずマークをしてから拾わないと罰を受けてしまいます。
打った後にボールがクラブに当たる2度打ち/1打罰
狙ってする事はないですが、稀に起こる珍プレーです。
うっかりボールを動かしてしまった/1打罰
慣れないうちはペナルティのカウントがややこしいのでスコアを間違いやすいです。
ペナルティはその都度カウントするよりも、最後にプラスすると間違える事なくスコア計算する事ができるのでオススメです。
自分が打った打数 + ペテナルティ数 = スコア
例)5打 + 2打(OB 2発)= 7打
ゴルフのマナーを学ぼう
ルールと同様に様々なマナーがあるのがゴルフの特徴です。
しっかり覚えておかないと初心者のうちは知らない間にマナー違反になっている事があります。
ゴルフは紳士のスポーツなのでマナーをしっかりと学び気持ちよくプレーをしましょう。
また、初心者の方は予め一緒にプレーする人に初心者という事を伝えておきましょう。
マナーを丁寧に教えてくれる優しいゴルファーもいるのがゴルフの素晴らしい所ですね。
服装のマナー
ゴルフ場(クラブハウス)に入る時は、だらしない服装や態度、サンダル履きなどはNGです。
襟付きシャツにジャケット、スラックスを履いておけば問題ありません。
クラブハウスには服装の規定をホームページに記載している所が多いので予め確認をしておいてください。
厳しいコースだと入場自体を断られる事もあります。
ゴルフの素振りのマナー
ゴルフでウォーミングアップなど素振りをする場合、人がいる方向に振ってはいけません。
土などが飛ぶ可能性もありますし、最悪クラブやクラブヘッドが抜けて飛んでいくこともあります。
大変失礼で危険な行為です。
また、スロープレー防止のためにも素振り1、2回で終わらせましょう。
ゴルフの名札のマナー
ゴルフ場では、他人のクラブと間違えない為にも、キャディバッグには必ず名札を付けましょう。
ゴルフショップで1000円程度で作れますし、ネットでも売っているので持っていない方は用意しておいてください。
万が一、名札を付け忘れた場合でも大抵のゴルフ場では玄関付近に紙の名札を用意してあるので代用しましょう。
ゴルフ場でのタバコ
ゴルフ場では、灰皿のある所以外では禁煙です。また、タバコを吸いながらのプレーは厳禁です。
男子のプロトーナメントでは、タバコを吸っているプロがテレビに映ることがありますが、
彼らもルールを確認し、指定された喫煙場所で吸っています。
スロープレー
ゴルフ場のコースで一番困るのは、スロープレーヤーです。
キャディや同伴者を一番困らせるのがスロープレーヤーと言われています。
後組にも迷惑が掛かるので、プレースピードには気をつける様にしましょう。
と言っても初心者は打数が多くなるのは仕方がない事なので、
自分の打順が来る前に、次に使うであろうクラブを決めておく
打ったボールの行方をしっかり見ておく
ボールを探す時間は短縮してない場合はOBとして処理する
常にクラブを2〜3本持っていく
などを注意しておけばそこまでスロープレーになる事はないです。
グリーン上でのマナー
走らない
芝を傷つけてしまうため、グリーン上では静かに歩きましょう。
難しいパットが決まって思わず興奮しても、跳ねたり走ったりしてはいけません。
ラインを踏まない
グリーンに入る前に他の人のパッティングラインを確認し、踏まないように気をつけましょう。
ボールマークを直す
ボールがグリーン上に落ちたときにできる芝生のくぼみをボールマークといい、必ず直すのがマナー。
グリーンフォークで芝を寄せて直しましょう。
旗はできるだけグリーン外へ置く
パッティング時に旗を外したら、できるだけグリーンの外に置きましょう。
もしグリーンが広い、あるいはグリーンの外の状態が悪いなどでやむ得ずグリーン上へ置くときには静かに置きましょう。
打つ人の近くに立たない
グリーンではライン上に影が落ちるとパッティングの妨げになりますので、ボールを打つ人から離れて待つようにしましょう。
カップの縁を踏まない
カップ回りはデリケートです。
カップに入ったボールを拾い上げる際など、カップの縁を踏まないように気を付けましょう。
まとめ
ゴルフには様々なルールやマナーがあります。
全て覚えるのは難しいですが、最低限覚えないと同伴者やキャディさんから注意されます。
また、他のゴルフプレーヤーから見てもマナーが悪い方がいると嫌な気持ちになります。
初心者のうちはわからない事ばかりなので、積極的に「自分は初心者」というアピールをして
同伴者やキャディさんに教えてもらいながら覚えるというのもゴルフの楽しみです。
そして、何より大切なのは
ゴルフを楽しむ事!
これを忘れずに楽しいゴルフライフにしましょう。