ゆうとも
芝目を読まないとパターの精度は上がりません。
というのは分かっている人も多いと思います。
しかし、芝目を読もうと顔を近づけてみても、目の前の芝は奥に向かって生えているし、隣の芝は手前に向かって生えている!?
単純に一つの方向を向いておらず、あっちこっちに向かって生えているように見えてきて、順目なのか逆目なのかすら、迷ってしまうこともありますよね。
ここで芝目の読み方をおさらいしておきましょう。
そもそも芝目は読まなきゃいけないの??
日本のゴルフ場の場合、グリーンの芝種の多くはベント芝かコーライ芝が使用されています。
この2種類の芝のうち、コーライ芝のほうが葉が硬くてしっかりしているので芝目の影響が強い。
逆に、ベント芝は葉が細くて柔らかいので、芝目は弱いです。
「ベント芝のグリーンなら芝目を読む必要はない。傾斜だけ見ればいい」という方もいるみたいです。
ただし、ベント芝といえども芝目が強いコースがあるし、ボールの勢いが弱まったところで芝目の影響を受けて思わぬ転がり方をすることもよくあります。
カップ周辺の芝目はチェックしておいたほうがいいです。
2 芝の色を確かめる
3 グリーンエッジの芝を見る
4 人の流れを考える
5 全体的にどちらが高いかを見る
芝目の見方1 カップの真上から見る
芝目を読むとき、地面に顔を近づけるよりも、離れたほうが分かりやすいです。
まずはカップを真上から見ましょう。カップの縁にかかっている芝の葉先が、どの方向から来ているかを確認します。
カップ周辺の芝目は、葉先があるほうへ向かって順目になっています。
芝目の見方2 芝の色を確かめる
グリーン全体を見渡したとき、芝の色が濃い場所と、芝の色が薄い場所があります。
自分が立っている場所に対して芝が逆目だと、葉の影が見えるので芝の色が濃く見える。
逆に、順目であれば芝は薄緑色に見えます。
芝目の見方3 グリーンエッジの芝を見る
グリーンの芝は、カップ周りよりもグリーンエッジの芝のほうが長いです。
なのでどちらに向かって芝が流れているかを判断しやすいです。
全体を見渡したときのどのあたりのグリーンエッジの芝が濃いか、チェックしましょう。
芝目の見方4 人の流れを考える
グリーンに出入りするとき、多くのゴルファーは花道方向からグリーンに上がります。
そして次のホールに近いところからグリーンを出ていきます。
この出入り口は、たくさんの人が同じ方向に芝を踏むため、人の流れるルートに沿って順目になっていることが多いです。
芝目の見方5 全体的にどちらが高いかを見る
芝の育成のためには水が撒かれています。その水は高いところから低いところへと流れていくので水の流れに沿って芝も生えます。
低いところに向かって順目、つまり傾斜なりに順目になっていることが多いというわけです。
また、近くに山があるとそこから吹き下ろしの風が吹きつけるので、山を背にして順目になりやすいという事も多いです。
ゴルフ場の立地全体を見渡して、どこが高くてどこが低いかを考える事でグリーンを読むという事です。
まとめ
芝目を読むのに慣れれば、「逆目だから強めに打つ」「順目の下りだから打ちすぎに注意」など、微調整が出来るようになります。
そうする事でパットを1~2打縮める手助けになりますよ。
ベストスコアを目指すのであれば芝目を読むのはものすごく重要です。
この1~2打で100切れるかどうか。も関わってきますからね。